リフォーム塾について


【地域の現状】

岐阜県恵那市串原・上矢作地域は、旧恵那郡の最南端に位置し、急峻な山々に囲まれ、市の中でも過疎・高齢化率が高く年々空き家が目立つようになってきました。人の住まない家は老朽化が激しく、家として住むことが困難になってきます。また、そのような風景は、里山の景観を崩し、空き家に伴い人口の減少により地域全体の活気が失われつつあります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【活動の内容】

空き家の中には築100年以上経つ古民家もあり、それは文化的な価値、建築的な価値と両方をあわせ持った地域の大事な資源です。その資源を残し、また地域に人を取り戻すために、住み手がいなくなった家を再生し、活用する試みを始めました。

家の再生にあたっては「リフォーム塾」を開催し、都市住民を巻き込んで田舎暮らし希望者、古い家屋に興味がある人など、さまざまな目的を持って集まった人たちにリフォーム技術の体験・習得、田舎体験を提供して、空き家の再生に取り組んでいます。また、それによって都市との交流を進め、移住できる体制作りに努めています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【これからにむけて】

〜交流から移住へつなぐ〜


今、暮らしを見つめなおし、町から田舎へ暮らしを移したいと考える人が多くなっています。
「田舎で暮らす」ってどういうことでしょうか。
田舎には、長年に渡って作られた習慣や、しきたりがあります。
町とは大きく生活が異なるかもしれません。
住んでから知るよりも、少しづつ交流しながら、なんとなくでも自分の肌で感じてもらう。

また、町とは違って人の移り住みが少ない田舎においては、新しく地域に入って来た人がどういう人なのか不安でさえあります。交流しながら、地域の人と少しでも顔見知りになっておくと地域の人も安心できます。

まずは、何度でも田舎に足を運んでいただき、気候や地理、田舎の良さ、悪さ、不便さすべてひっくるめて体験してもらう。

こういうことを大切に考えています。

私たちは、交流を大事にしています。その中から、移住へつなげることを目指しています。