第4回 リフォーム塾          10/10/9(土),10(日)
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          <講座内容>
    家の改修、山水を引く(前半)


ここ串原では、木の葉が少しずつ色づき、秋の色合いが目につくようになってきました。
1日目は残念ながら雨のため、外での作業である山水を引くことから家の改修作業に変更になりました。

作業は、元からあった囲炉裏の部屋の床下の張り直し。
床を剥がしていくと、中からこんなものが出てきました。この間は炉でしたが、今回は、ちょっと様子が違います。長細い箱のような形をしています。これは、室(むろ)と言い、野菜の貯蔵庫だそうです。収穫したイモなどを、冬の間もみ殻と一緒に入れておくそうで、その隣には昔も囲炉裏があり、そのおかげで凍らないで保管できるということです。暮らしの知恵ですね。田舎に住んで野菜を自給するということは、貯蔵も重要になってくるわけです。

床下の改修は、大引、根太はそのままで、補強に束をかう作業をしました。そして、畳がはいらないところは床下にガラスウールという断熱材を敷き詰めていきました。

      

雨で少し寒く、昼食はくしはら田舎暮らし体験館の囲炉裏に火を入れました。ご飯を食べ終わっても炭火のおかげですっかりくつろいでしまい、いつまでも話が尽きません。
これからの季節は、火の温もりが恋しくなります。
今日の畑の収穫は、小松菜。うどんの上に彩よくのせて頂きました。

       

一日目が終了。この後は、ささゆりの湯につかって疲れを癒し、今日の夜ごはんは、ゴ―バルさんのソーセージと地元野菜の炭火料理。温かいスープは、自在鈎に吊るして、見た目にも温かいご飯でした。


2日目は午後から天気が回復。
午前中は、昨日の床下改修作業の続きと、畑班は収穫とかまどでご飯炊きを行いました。
春菊はそのまま生でごまドレッシングをかけて、二十日大根も、そのままがぶりと。
取りたて新鮮だからこそ、味わえるおいしさです。


    

そして、お昼の1時過ぎになんとラジオ出演をしました!
番組は、東海ラジオの「多田木・川島 茶の間でショウ」
古民家リフォーム塾の紹介をして頂き、代表理事がお話をさせていただきました。
これからの講座には、古民家のリフォーム以外にも、田舎暮らしを楽しむための講座が満載です!石窯作りもありピザを焼いたりと楽しみ続々!是非ご参加下さい。

午後の講座は、やっと晴れたおかげで予定していた山水を引いてくることを行いました。
まずは、この家の裏山にある水源地へ。沢の中やコケの上をゆっくりと歩いていきます。途中に倒木がたくさんあり、チェンソーで切りながら足場を良くします。山の中は静まり返り、チェンソーの音だけが響き渡っていました。山の奥の方まで入り、ようやく水源地に到着。昔水源地だったところからは、もう水は染み出ていません。周りを掘ってみると、出てきました!水がどんどん染み出てきます。水をためる容器を埋め込む為に、穴を掘って今日の作業は終了となりました。


       

          


次回も引き続き山水を引く作業を行う予定です。

第5回講座は、10月23(土)24(日)
そろそろ秋が深まるころ、次回も里山で田舎暮らしの知恵を学びましょう☆
是非みなさんご参加下さい。