第5回 リフォーム塾          10/10/23(土),24(日)
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          <講座内容>
    山水を引く
               家のリフォーム
               畑の手入れ、間引き菜の加工品作り



10月も後半になり、気温が下がって寒くなってきました。
参加者さんの中には、一番遠い神奈川県から来られている方もいますが、今回はまた、はるばると埼玉県からお越し下さった方もいます。みなさんの熱気で寒さ知らず。今回も、おいしい&ためになるリフォーム塾が開催されました。


前回に引き続き、山水を引く作業です。
町に住んでいる人は、なかなか山に入る機会がありません。家のすぐ裏の山の中ですが、静まり返った空間、山のにおい、足場が悪い中を歩くのもすべてが新鮮だそう。
作業は、掘った穴に水を溜めていく容器を入れます。容器からはきれいな水を流していく為に、側面の上部の方に穴を開けてパイプを取り付けます。そして、雨が降り地盤が弱くなって流されないように、しっかりと周りを固めていきます。小石を集めて隙間に入れたり、柵を立てて杭で打ちます。
と、作業を行っているところで、カメラマンが登場。第4回目の時は、ラジオ出演をしましたが、今回は地方局のえなっとが撮影に来られることに。山の中へ入っていただき、作業風景を撮影して下さいました。

       

パイプから水が流れてきました。今回の作業はこれで終わりです。今はまだ、設置したばかりでまだ混入物があって飲めませんが、次回講座にはおいしい山水が飲めるでしょう。そして、あともう一回作業をします。

         


昼食は、寒くなってきたので、大鍋で具だくさんの豚汁を作りました。
ごはんはかまどで炊いて。炭火もおこしみんなで輪になって食べるとさらにおいしさ倍増!

       


午後からは、囲炉裏の間の床板打ちの続きを行いました。
ここは、この板が表に出るので目立たない細い釘でトンカチと打っていきます。女の人も金槌をもってトンカチと。ここは、この日で完成しました。

       


これで1日目が終了。作業の疲れを癒しにささゆりの湯へ。お風呂で温まった次は、今度は炭火と薪ストーブの火の温もりを感じながら、今夜も、食事をしながら話に盛り上がります。みなさん興味をもっているのは同じようなこと。山が好きだったり、木工に興味があったり。いろんな人とお互いに情報交換し合えるのもリフォーム塾の特色です。また、泊まりで参加するので、日帰り参加とはまた少し違った交流になるかもしれません。


2日目は、畑班と家のリフォーム班に分かれて作業を行いました。
家のリフォーム班は、壁作り。台所の壁を張っていきますが、長さを測って、木をカットして、これも細い釘を金槌で打っていきます。

       


畑班は、間引きの作業と間引き菜の加工品作り。加工品はおみやげに持って帰ります。
白菜とキャベツはまだ収穫できませんが、順調に丸く形になってきています。
他は、もりもりと大きく育っていて食べ頃です。毎回、お昼にたくさん収穫して食べていますが、追いつきません。

     

お昼ご飯には、間引いてまだ小さい蕪をてんぷらにしました。ほくほくしておいしいです。そして、体験館の周りに自然薯を発見!今はむかごがたくさんなっています。これは素揚げにしておいしくいただきました。こうやって周りには食材が豊富にあります。でもこれも知らないと見過ごしてしまいます。むかごはこれでもう大丈夫。
加工品作りは、大根の間引き菜を使って佃煮風の炒め物と、浅漬けを作りました。
お昼にかまどで炊いた残りご飯に、それ用にやわらかい若い大根菜で作った浅漬けを混ぜて大根菜おにぎりを作りました。かまどで炊いたご飯は、時間がた経っても、もちもちしておいしくいただけます。おにぎりは、遠方からの参加者さんに道中に食べれるよう持ち帰っていただきました。

       


壁作りもすべて終わり、おいしいお土産もできて、これで2日間が終了しました。
おみやげを家に帰って食べて、この時のことを思い出していただけると嬉しいです。



次回第6回講座は、次週10月30、31日です。
最後の山水を引く作業と間伐材を使った物作りを予定しています。

来週も、採れたて新鮮野菜を使った料理を食べて、田舎暮らしのいろはを楽しく学びましょう。
みなさん、是非ご参加下さい☆