第6回 リフォーム塾          10/11/6(土),7(日)
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          <講座内容>
    山水を引く(最終)
               間伐材を使って橋作り


秋も深まる11月、台風14号の為一週間先延ばしになりましたが、先月のくもりの多かった空からすっきりとした空に移り変わり、秋晴れの下リフォーム塾が開催されました。
今回も、遠方よりご参加いただいている方、そして初参加者さんも加わって、新しい出会いが生まれています。そして、だんだんと若い世代の方も増えてきています。


今回の講座は、山の中の作業がほとんどでした。
一日目は山水を引く続きで、今回で最終になります。作業は、2つ目のタンクの設置と水を引っ張ってくる為のホースの取り付けです。いつも通り長靴に履き替えて、ホースとタンクを抱え裏山へ。足場の悪い道ですが、何度も往復して歩いているうちに体が慣れてきたようで、みなさん、なんなく歩いている様子です。毎日歩いていたら、反射神経、感覚が鋭くなってきそうです。

       

前回に設置したタンクに水が溜まり、つなげたホースから順調に水が出ています。
この続きにホースを接続して、ろ過装置として2つ目のタンクを埋め込む為にまずは穴掘り開始。
同時に、長いホースを下まで伸ばしていきます。

       

       


お昼ご飯は、くしはら田舎暮らし体験館「結の炭家」にて。薪ストーブに火を入れると外から見るとこんな様子です。もくもくと煙がたって、作業を終えて体験館に帰ってくるとほっとする風景ですね。

     


午後はこの長いホースを、冬場に凍らないようにする為に土に埋め込む作業と、その為の倒木の片付けの作業を行いました。人出がいると作業がはかどります。下まで伸ばしたホースを、家の近くにある接続場所に取り付け、家の台所の蛇口をひねるともう山水が出てきました!最後にみんなで味見をして今日はこれにて終了。自然の恵みを直に感じ、またみなさんの苦労もあって、ひときわおいしかったのではないでしょうか。

         


夕方になるとすっかり冷えてきます。串原の温泉、ささゆりの湯へゆっくり入って、今晩の宿は、昔の串原小・中学校を利用した奥矢作レクリエーションセンターです。晩ご飯は地元のお母さんが作った料理を味わい、夜は塾生同士おなじみの飲み交流会でした。


冬にかかせないもの、こたつです。ここにも、こたつがあり今朝はこたつ会議から始まりました。
2日目は間伐材を使った物作りということでしたが、この家のすぐ裏に小さな小川が流れていて、昔その川を渡る3m程の橋がかかっていたそうで、橋を作ろうという話になり、さっそく図面を書いてみんなで話し合いになりました。橋作りだけでなくこたつの温かさに話が弾み、昔話に盛り上がりました。昔の遊び、暮らし、若い年代の人はよく知らない世界ですが、こうやって育った地域も違い、時代も違った人の話は興味深いものです。
しかし、話を聞くと昔は結構スリリングな遊びをしていたような。。。。
今回は間伐体験ではないので、実際に木を倒してもらうことはしませんが、チェンソーの使い方講習を行いました。

     

そして、山に入ります。
作業は、木の間伐、橋をかけるところの地面をならし、枕木を置いて土台作り。
細い木を倒して、皮を剥いで丸太の状態にしていきます。これが何本もあるので、ひたすら皮剥ぎ。
でも、みんな楽しそうに無我夢中でやっていました。 細い木ですが、倒れる時はドーンと大きな音がしました。そして何本か倒した後には、空にぽっかりと空間が。青い空と雲が見えます。そしてなんといっても、光が入り山の地面が明るくなりました。中にいる私たちも、少し薄暗かったのが光が入り明るくなって気持ちが和みます。
誰かが森の作業所だね、と。休憩も、せっかくだからと山までお茶を運んで切り株や木の皮の上に座って山の中でくつろぎました。山の中にいて、そして木に触れた一日でした。

         

         

         
   


最後に畑の勢いある野菜を収穫して、おみやげにお持ち帰りしていただきました。
2日間お疲れ様でした。
        



次回第8講座は、11/13(土)14(日)です。
再び山に入りますが、今度は地元の若手林業家と
一緒に山へ入り、間伐体験を行います。
また、畑の収穫野菜で漬物作り、お昼にはそば打ち体験もする予定です。

みなさん秋の行楽は里山へ、是非ご参加下さい。