第7回 リフォーム塾          10/11/13(土),14(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    
      <講座内容>
    山を知る:山の話、間伐体験
             橋作り(完成)
              

寒さが増し、紅葉がだんだんと色鮮やかになってきました。山に囲まれ、見渡す限り山が続くここ串原では、この時期里山ならではの山の紅葉が楽しめます。しかし、ここはいわゆる人工林が多いところ。広葉樹よりも杉、檜の針葉樹が多いのも確かです。

今回のテーマは「山を知る」。地元の若手林業家をお呼びして、そんな山の現状から山仕事についてまで、日々山に入り、山と向き合う人の生の声を聞かせていただきました。そしてその後は間伐体験。山へ入って実際に自分で木を1本倒してもらいます。
2日目は漬物加工を予定していましたが、今回は男性が多く料理よりも山仕事の方がいい、橋を完成させようとの要望に応え、急遽変更。今回も2日間、山の中での作業となりました。


今朝もお馴染みのこたつ団欒、今回は地元の若手林業家を囲んで山についてお話を聞かせていただきました。なかなか、実際に林業の仕事をしている人の話を聞く機会はないもので、みなさん楽しみにされていたようです。また、日本の国土は7割が山林、最近話題になることも多い山のことに興味深々で、いろんな質問が飛び交いました。
そんな中、一番印象に残ったのはその方が話された山に関する体験談です。
一旦地元を離れたものの、Uターンで戻られて森林組合を経て現在は独立して林業をされており、また日常生活の中でも薪をお風呂や暖房に使い、山に生かされた生活をしている彼が、山に感謝する気持ちを身をもって感じさせられた出来事についてのお話しでした。


     

山について知りたければ、それについて書かれたものを読めば詳しくわかりますが、今目の前にいる人から聞いた言葉は、単なる知識としてではなくて、心に響いたのではないでしょうか。

そして、山へ入り間伐体験。
今までは人がやっていたのを見ているだけでしたが、今度は木と向き合い自分が倒す番です。まずは木の状態、周囲の状態をよく観察して倒す方向を決め、方向が決まったら受け口を作ります。山にはチェンソーの音が響き、続いて木のミシミシと裂ける音、地面に倒れる音が響きました。貴重な体験です。田舎に山はつきもの。家と一緒に山林も買ってくれということが多いので、少しづつ山のこと知っていくといいですね。この塾では、こうやって、実際にいろいろと経験できるのが特色です。そして、枝払いについての手順も聞き、前回の橋作りに必要な木材を引き続き作っていきました。

       

今日も山三昧の一日でした。山で作業をしたあとの温泉は最高!
そして、晩ご飯はすっかり寒くなっておいしい季節になりました。地元産の湯豆腐です。
今晩も鍋に炭火に、寒いからこそ身にしみるおいしい、温かい夜でした。


2日目も、引き続き山の中で作業。橋作りを行いました。
もくもくと皮を剥いで、木材を運びます。やっと完成しました!りっぱな橋です。
みなさんお疲れ様でした。

       

     
  


今回はお昼にはそば打ちを体験しました。串原にあるそばや、豆腐、こんにゃく作りが体験できる「創手味亭」という体験道場で、地元のおかあさんに教わってそばを打ちました。打ちたてはやっぱりおいしい!ゆっくりと味わいました。

       


残った時間は、第9回講座で行う石窯作りの相談をみんなで行いました。
基本的なことさえ押さえれば、あとは人それぞれ、凝ったものから簡単なものまでいろいろあります。みなさんの意見を参考にして、さあどんなものになるでしょうか。そして、最後の第10回では石窯焼いたピッツァの登場です。今から楽しみですね。


       



次回第8回講座は、11/20(土),21(日)です。
地域見学を行う予定です。
移住希望者に地域のことを知っていただくために、
マイクロバスに乗って、空き家や地域で活動する方、見所などを見て回ります。

次回は、バスから秋の里山の景色を堪能しましょう。
ご興味のある方、是非ご参加下さい☆