■第1回 リフォーム塾          11/9/24(土),25(日)
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  <講座内容>
  
    開講式 〜オリエンテーション〜
    改修する家の見学
    家の改修〜家のジャッキアップ、床下と壁の解体〜


 
収穫時を迎えた稲香るここ串原で待ちに待った“第3弾リフォーム塾”が始まりました!

  ますます田舎暮らし志向、古民家への興味が高まっているようです。
  遠くははるばる関東や関西から、そして近郊都市から意欲ある方々が集まって来られました。

  オリエンテーションは、奥矢作森林塾の紹介、リフォーム塾の概要説明、自己紹介など。
  
  そもそも、リフォーム塾が始まることになった背景には、
  年々増えて行く空き家の数、その状況をなんとかしなければいけないとの思いがあります。 
  
  そんな中、こうして沢山の人が田舎で古い家を改修して住みたいと思ってくださることは嬉しい限りです。
  
  昔ながらの古い家を住み継いでいくことは、そこの地域性を残していくことになる。
  今回、改修を行う3軒の家のうち1軒は歴史的に見て岩村城主が泊まられたことのある由緒ある家であります。
  岩村城に関わる歴史を研究をしている先生からも改修&保存にあたって大変喜んでいただきました。
  
  
  改修する3軒の家を見学。マイクロバスに乗って地域の説明を聞きながら回りました。

  
        
  
  
夜は今晩の宿泊先である「田舎暮らし体験館 結の炭家(ゆいのすみか)」で、囲炉裏を囲んで交流会。
  
ご飯はもちろんかまどで炊きます!

      

  
ここ数日で気温が下がり肌寒くなってきていたので、囲炉裏の温もりが心地いいです。
  火を囲むと初対面同士でも自然と打ち解けてしまうから不思議ですね。


  翌日から家の改修、開始!

  既にこの家を買われた家主さんが荷物の片づけと床板の剥がしをしてあります。
  
  古い家には、昔のこたつ跡や室(むろ)という野菜などの貯蔵するための大きな穴の跡があり、
  まずはその撤去と穴埋め作業。
  そして、腐ってもう使えない木材の切り出し、床下の基礎の根太を取り出して柱と大引だけにして
  ここから家の傾きを直していきます。
  家の傾きを調べるためにはオートレベルという機会を使って測定しますが、初めてのことだけにみなさん
  納得のいくまで説明を聞いています。
  
  測定した結果、一か所のところを持ち上げることに。油圧ポンプを使ってジャッキアップ。
  そして空いた空間にくさびを打ちます。

  少し持ち上げるち組んである梁がみしみしっと音がして、思わずみんな外へ出てしまいました。

        

        

        

  次は壁をぶち壊す!
  
  なんとも激しい感じですが、まさに解体現場さながらやっぱり激しかった!砂埃で息が出来ません。
 
  この場所は、広くして洗面&お風呂場になるようです。
  壁は昔は良くつかわれていた赤土。中から竹小舞が出てきました。
 
  こうやって自分達の手で解体すると、昔の日本の家が自然の素材でできていたということを実感します。
  かまども出てきましたが、これにも赤土が使われていました。

        

        

  最後は土と埃まみれになって作業終了です。 みなさんお疲れ様でした。

  大勢でやれば一日でここまで進んでしまう。すごいですね。
  
  次回は、10/1,2(土日) 「床下作りと囲炉裏作り」 になります。

  みんなで空き家を再生しよまいか!を合言葉に、次回も楽しみながら改修していきたいと思います。

  皆さんのご参加をお待ちしています!