第10回 リフォーム塾          12/3/3(土),4(日)
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  <講座内容>  

      お屋敷改修・・・・囲炉裏作りの続き・
      物作り
      終了式     



   3月に入り、暖かくなって春の気配を感じるようになりました。
   秋から始まった第3弾古民家リフォーム塾もいよいよ今回が最終回です。

   囲炉裏の上に取り付けられた火だなと自在鍵の説明を聞きます。棟梁と理事長のお手製。

      

   大きなところの改修は終え、最後に細部の仕上げ。
   柱や鴨居の溝部分など、新しいものと昔のものとが混在しているので、天井をはがし古民家らしくなった空間
   に合わせて同じ様な装いに修正。これでぐんと雰囲気が良くなりました。

        

   囲炉裏作りの続き。
   囲炉裏にはかかせない素材「赤土」。昔から囲炉裏、炭窯、壁などさまざまなところで使われてきました。
   ここでも地元の赤土を運び入れて、昔からのやり方でみんなで手作り。
   塊をほぐし、真ん中の炭を置く場所を窪ませておおまかな形を作ります。

        

   ひたすら叩く、叩く。叩くと土に含まれた水分が出てきて粘土のようになってきました。
   最後はコテで仕上げて、滑らかな表面にします。完成です!
   昔は当たり前だった素材ですが、今では存在自体が遠くなってしまいました。
   こういう機会に、是非赤土に触れて欲しいと思います。

        


   いよいよリフォーム塾最後の夜。
   前回から始まった食事と布団のくじ引き担当制は、今回も皆さんそれぞれの担当場所で本領発揮!

   そして今宵は今までのように、単に食べて飲んで語るだけでは終わらせません、、、

   昼間は体、夜は頭を使って頂こうと、今まで行ってきた大工仕事の復習として「古民家リフォーム塾クイズ」
   里山の歌「ふるさと」、また、その替え歌「ふるさと〜古民家編〜」を大合唱しました。

   クイズは景品付きとあってか興奮する大人達で大いに盛り上がり、久しぶりに歌った日本の童謡、また今まで
   の情景が思い出される古民家編を歌い、心沁み入る一時でした。
   そして登場!地元である理事長が串原の歌を披露。ここからカラオケタイム〜!
   元シンガーソングライターだった塾生さんも登場!昔懐かしの自作曲を披露していただきました。
   夜遅くまで楽しんだ交流会でした。皆さんお疲れさまでした。
   
         


   二日目の作業は、身近にある素材で物作り。

   ルーターで木に字を彫ったり、竹で花器やペン立てを製作しました。

        

   並行して、「ほてい竹」と言って、ちょっと変わった節がある竹で杖作り。
   火に炙って水分と油分を出し、それを拭き取る作業を繰り返し、きれいな飴色になりました。
   これらは社会福祉協議会を通して、お年寄りの方々に寄付されます。


        

   午後からは終了式。
   プロジェクターで全講座の振り返りを行いました。
   
   そして皆さんにリフォーム塾の感想を一言づつ。
    ・全くの初心者だったけれど、いろんなことに挑戦させてもらえた。
    ・女性にも男性と同様に難しそうな機械も教えてもらい、使えるようになって嬉しい。
    ・古民家の改修という貴重な体験が出来て、さらにいろんな方に出会えたことが何より良かった。
    ・1泊2日というプログラムの中で、より一層塾生同士が仲良くなれた。

   リフォーム塾に参加して良かったと沢山の言葉をいただきました。ありがとうございました。
   これからも試行錯誤しながら、塾生さん、講師の方々と共に作り上げていきたいと思います。

   最後にお屋敷の門の前で、記念撮影をして終了となりました。

        

  参加していただいた多くの塾生の皆様、地元の大工さんや専門の講師としてお世話になった方々、
   本当にありがとうございました。

   続いて第4弾古民家リフォーム塾を現在計画中です。
  
   お屋敷の改修もまだまだ続きます。これまでの塾生さん、そして新しい塾生さんと
   皆さまのご参加をお待ちしています。