第6回講座                  12/9/22(土),23(日)
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  <講座内容>  

       空き家と地域見学 (一日目:上矢作町  二日目:串原)



すっかり秋らしくなり、あちらこちらで稲刈りの風景が見られるようになりました。

今回の講座は田舎暮らし希望者にとって最大の関心事、“空き家見学”です。

恵那市上矢作、串原地域を各一日かけて回り、地元の案内人に地域の話しを聞きながら
空き家や地域の見所を見て回りました。


初日はまず上矢作地域。

一日マイクロバスに乗って移動しますが、所々で歩いて見学。
今日は爽やかな天気で歩くのも気持ち良く、地域の様子を見ながら肌で雰囲気を感じてもらいます。

途中で立派な栗の木を発見!たわわに実った栗に目が引かれます。
恵那といえば「栗きんとん」。この地方で栽培されている大きな栗はえな特選栗と言って有名ですが、
地元ではどこの家にも大体、栗の木があり家庭では栗きんとんを手作りしています。

    

上矢作は大自然がウリの地域。こんな広々とした風景が広がっています。

    


空き家を見学しながら、名所観光も。
圓頂寺にある、もとは岩村城内にあったとされる迫力満点の天井絵「八方睨みの龍」。
信仰の山であった大船神社境内にある県指定天然記念物「弁慶杉」。樹齢は約2500年だとか。
神社までは急な山道を登ることになり、皆さんお疲れ様でした。

     

  

最後に地元の若者と移住してきた若者達とで一緒にがんばられている石川トマト農園さんと
地元の恵南森林組合の木工部を見学しました。
そして、今日一日案内してくださった地域の方のご配慮で、えな特選栗の農家さんから少し栗をおすそ分け
いただきました。今夜は新鮮こだわりトマトと栗ご飯が食卓に上ります。

    


二日目は串原地域。あいにくの雨模様となりました。
今日は主にリフォーム塾で改修した家やこれから改修する家、移住者の家などを見学し、
車窓から空き家を見ました。

今までのリフォーム塾で改修した3軒の家を順番に見学。改修の様子や家の説明を聞きます。
途中でおやつ休憩をしました。

    

新しく契約が成立し、次回のリフォーム塾で家の改修をすることになった家を見学。
施主さんの設計書も見させてもらいました。

もう一軒は移住者の方が立てられた新築のお家です。移住に至るまでの経緯や、建設時のお話しなど
施主さんにお話しを聞かせていただきました。

    


串原には特産であるこんにゃくの加工場やお母さん達が作っている味噌・豆腐工場など加工場が
いくつかあります。そんな地域の人が頑張られている活動のうち、今回は移住に視点を置き、外から来られた方が
はじめられた山のハム工房ゴ―バルさんにお邪魔させていただきました。

この地ではじめられて今年で30周年。今や地域の特産品となっています。
毎回リフォーム塾の晩御飯にも登場してくるゴ―バルハムについて代表の方にお話しを聞かせて頂き、
工房内も見学させて頂きました。

    

興味深いお話しに質問が絶えず、予定時間より大幅に遅れての終了となりましたが、
直接お話しを聞かせていただき貴重な機会となりました。

今回の空き家見学ツアーでは、各地域一日という短い時間の中で地域全体をざっと見て回り
空き家と同時に地域を見て、聞いて、何となく雰囲気を感じていただく見学会でした。

田舎はまだまだ魅力的な人やものが沢山あり、また逆に町にはないような風習などもあります。
情報収集や地域性を知るためにも、気に入った地域がありましたら、是非、地域のイベントなどにお出かけ下さい。


次回、第7回講座は、10/6,7(土日)です。

当初の予定から変更になり、今回の空き家見学で見た新しく契約が成立した移住者の家の
改修を行います。

解体からやってみたい方!是非ご参加ください。