■第9回講座 12/11/24(土),25(日)
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<講座内容>
移住者の家<H邸>・・・床下改修
鮮やかな色あいを楽しませてくれた木々の葉っぱも舞い落ち始め、冬の訪れを感じるようになりました。
朝晩はもちろんのこと日中もめっきり寒くなりましたが、その分やる気も倍増!?
今日もみんなで元気にリフォーム作業を行いました!
今回の現場はまたまた新しい物件です。前回とは違う移住者の方が購入された家で、第4弾ではこれで4軒目。
回を重ね改修の手順も慣れてきたようです。まずは床下の解体。
畳と床板を剥がし、大引と根太を取り外して、基礎だけにします。
床板を剥がした時についてくる釘や土台に残ってしまった釘を抜くのは、錆びていたり、真っ直ぐではなかったりと
結構大変な作業。こんな時に力を発揮したのはYさん!(写真下右)
次々と勢いよく釘を抜いていきます。
古民家ならではの「ほぞ組み」と、必ずといっていい程床下からお目見えする昔の「炭こたつ」。
不要なものをすべて取り出したあとは、オートレベルを使って家の傾きを測定。
結果、裏の部屋の一部が下がっていたので、ジャッキアップすることに。
鴨居に当て木をして少しずつあげます。ミシミシっとちょっと恐ろしい音。
無事に3センチ程上がりました。土台は腐りにくい栗の木に交換。
そしてもう一か所。今度は上がっているところを下げるやり方。
縁側に面した建具を入れる敷居が両側にある柱よりも真ん中がもりあがりてしまっていました。
これは長年の月日により柱があるところは少しずつ木が腐るなどして下がり、その分板が曲がってしまったのです。
下げた箇所には束をかい、木を打ちつけて下の土台と固定します。
大引、根太を張り床下作り。
参加者さんが各自で用意しているマイのみの登場!大引の受け口を掘っていきます。
大引、根太と順番に入れ、ビスで留めて、束をかう作業。
出来たところから床板を張っていきます。
二日目も田の字作りである昔の部屋を順番に仕上げていきます。
鴨居が曲がり縁側の建具が開かない為、調整。
アルミサッシやカーテンレールなどすべて取り外し鴨居を鉋で削ります。
田の字の部屋ともう一つ囲炉裏部屋を解体。
囲炉裏は大きさ、位置と変更するため、壊します。
囲炉裏の間を解体し、部屋の方は3部屋床板張りまで行い、二日目は終了しました。
皆さん、埃と木屑まみれの二日間、お疲れさまでした。
次回、第10回講座12/15,16(土日)は囲炉裏作りと台所の改修へと移ります。
だんだんと寒さが増してきますが、みんなで改修作業をして体ぽかぽかになりましょう!
皆様のご参加をお待ちしています。