★ 第6回講座          2013.12/14・15

【講座内容】     1日目:移住者宅の障子紙剥がしと風呂場・洗面・脱衣所の改修


    

雪がちらつく寒さの中、始まった第6回講座。
12月に急遽、古民家を借りることになった森林塾職員のSさん宅の室内改修をすることになりました。

朝礼前から焚火をきらさず、かじかむ手を途中で温めながら作業を進めます。

古い障子紙を霧吹きでベタベタに濡らしてから剥がします。
その後、束子などで残った紙やのりを落としていくのですが
なかなか落ちないものもあって時間がかかります。
細かい桟のひとつひとつをきれいにするのが大変でした。
    

昼食は奥矢作レクリエーションセンターに戻り、食堂でいただきます。今日は天丼!

午後からはお風呂場に照明と換気扇を設置するための配線工事。
暗くて狭いところに投光機を持ってきての作業です。

お風呂の天井と壁には杉板が貼られ、ホームセンターで買った
照明と換気扇も取り付けられました。


  

木製の風呂桶を据えて完成です。床は地元の左官屋さんにお手伝いしてもらったそうです。
洗面・脱衣所はレトロなタイルの洗面台を残して、床に杉板を貼りました。


  

今回の講座は年内最後の回なので、参加者の皆さんにお泊まりいただいている
『田舎暮らし体験館 結の炭家』でしし鍋・しし肉焼き忘年会を開催しました。

「山の子の歌」をみんなで歌ったり、クリスマスが近いということもあり
ケーキを食べたりと賑やかな夜が更けていきました。



              2日目:移住者宅の室内整備


    

2日目は場所を森上のYさん宅に移しての作業です。
玄関を入って正面の部屋にあった囲炉裏跡を解体します。
コンクリートブロックが積んであるだけの簡単な作りだったのですぐに完了。
ブロックなどまだ使えるものはちゃんと取って置いて使いますよ。

続いてその横の天井をバールで剥がします。
バリバリ〜〜っと剥がすと真っ黒な梁が登場しました。
その昔、ここはカマドのある台所だったのかもしれません。
土壁も梁も煤で真っ黒でした。


  

さてさて今日のお昼は豚汁〜とカレイの煮付け〜。
温まって心もほっこり、栄養バランスもばっちりの定食です。

午後、現場に戻ったら寒空の下、寂しそうな・・・いえいえひとり頑張っている柿の実を発見。


    

玄関横には元馬小屋だった部屋があります。
その天井裏には藁がものすごい大量に保存?してありました。

その藁をなんとかせねばと家の横に急遽、堆肥置き場を設置します。
床板などの廃材と手近な雑木であっと言う間に出来ちゃいました。
皆さん、お見事ですね。
大量の藁をそこへ運び入れたら皆の顔がマスクをしていたのにもかかわらず
埃と煤で真っ黒になってしまいました。

またしても庭には沢山のゴミが積まれて終了です。
今回で片付けはほぼ終わったので次回、遂に「家おこし」となりますか・・・乞う、ご期待!!